家庭用蓄電池とは目的も仕組みも全く異なる、電力市場で収益を得る事業用の蓄電池です。定義・家庭用との違い・系統連系・需給調整市場での収益の仕組みまで、やさしく解説します。
「低圧系統用蓄電池」とは、出力49.9kW以下で、一般送配電事業者(電力会社の送配電部門)が運営する電力系統に接続(系統連系)して運用される蓄電池システムです。
ポイントは「系統用」という言葉です。電力会社の電力系統(電線網)に接続し、社会インフラとしての電力の安定供給に貢献することを目的とした設備であることを意味します。家庭の中だけで使う家庭用蓄電池とは、目的も運用も異なります。
同じ「蓄電池」でも、家庭用と低圧系統用は目的・運用・収益が根本的に異なります。
図:家庭用蓄電池と低圧系統用蓄電池の違い(イメージ・後日差し替え予定)
家庭用蓄電池が「節電・備え」のための設備であるのに対し、低圧系統用蓄電池は「電力インフラへの参加で収益を得る」事業用資産です。
日本では再生可能エネルギー(特に太陽光)の急速な普及により、昼間の電力余剰と夕方の電力不足が同日内に発生する「需給のミスマッチ」が課題になっています。太陽光の導入が大きく進んだ一部エリアでは、時間帯によって出力制御(発電を一時的に止める措置)が行われる状況も生じています。
この課題を解決するため、電力系統を安定化させる「調整力」を市場で調達する需給調整市場が整備されてきました。2021年度に三次調整力②から段階的に開設され、2024年度に各商品が出そろいました。さらに、低圧などの小規模な分散リソースの市場参加の拡大は2026年度(2026年4月以降)に進みます。蓄電池はこの調整力に適した設備として、需要が高まっています。
※市場制度の詳細・年度・出典(需給調整市場の運営資料・資源エネルギー庁・OCCTO等)は収益モデルページに記載します。太陽光導入量などの数値は各送配電事業者の公表値をご確認ください。
低圧系統用蓄電池の収益は主に需給調整市場から得られます。一般送配電事業者が電力系統の周波数・需給バランスを保つために必要な「調整力」を調達する市場で、実際に充放電が発動されなくても「待機」しているだけで報酬(ΔkW=待機報酬)が得られ、発動時には追加報酬(kWh=発動報酬)が得られる仕組みです。
図:収益の仕組み(概念図・後日差し替え予定)
※需給調整市場には最小入札量(合計1MW以上)があるため、低圧1基単独では市場に直接参加できません。アグリゲーターが多数の蓄電池を束ねて参加します。参加する商品区分は容量・継続時間に応じて選ばれ(49.9kW・100kWh/継続約2時間級の機器では三次調整力②等が中心)、報酬水準は市場・運用条件により変動します。
REVIX JAPANが提供する低圧系統用蓄電池システムの主な構成です。
設置面積は約6坪程度(条件により異なります)で、駐車場・農地・空き地・工場敷地の空きスペースなど様々な土地に対応します。
土地を貸す賃貸借契約で、初期費用ゼロで賃料収入を得られます。設備の設置・管理・撤去はすべてREVIX JAPANが対応。15年の長期契約で安定した収入が見込めます(収益は条件により異なります)。
土地オーナー向け詳細 →用地を確保し設備を所有・運用する形での参加も可能です。需給調整市場(アグリゲーター経由)からの報酬が収益になります。複数箇所の並行展開による規模拡大にも対応します。
投資家・事業者向け詳細 →